新たなスタートライン(嶋浦さんブログvol.8)

【嶋浦さん創作ブログ vol.8】 2015.8.15
(今回も嶋浦さんご自身からの投稿です。)
前回投稿から早や早や3ヶ月が経ちました。立秋も過ぎ、猛暑の夏が過ぎつつある空気を感じられるようになってきました。
みなさん夏の思い出はできましたでしょうか?ぼくは色んなことに思いと考えを巡らせる日々で、濃くも有意義な時間を過ごしました。ただ、夏とは全く関係なく、そんなぼくの夏の思い出は、蚊に刺されたことくらいでしょうか・・・笑。
さて、製品づくりのほうも牛歩ではありますが進めております。また、今回は2つに分けて、お話をさせていただきたいと思います。
【みんなでInterior lifestyle tokyoへ出展】

一つの通過点目標としてきた東京ビッグサイトでの「Interior lifestyle tokyo」への出展。初めて他のさまざまな人の目に触れてもらう機会となりました。http://www.feelab.jp/contents/projects/61/
1年でここまで来れるとは思いませんでしたね。・・・もちろん私の事ではありません。
皆さんの頑張りに、しみじみたビッグサイト。・・・・・ by管理人

最初は恥ずかしながらビビりすぎて全くブースに来られた方と話もできませんでした笑。
その中でも学んだこともたくさんありました。・何がほしい人なのかを感じ取る・何気ない会話のやりとりを広げることの大切さ・自分たちの製品の良さの把握と表現の方法 などなど・・・
上げればキリがありません。
しかし何よりも、そこで出会った方々との繋がり。特に同じブースで出展した方々とぼくは、利益目的ではない繋がりが大きいので、歯に衣を着せぬ意見もいただいて、とても参考になりました。
この繋がり・関係性。0+1の大事な要素です。そんな大人の集まり。楽しいです。
皆で同じリングにあがり、汗をかき、健闘たたえ合う。皆の結束が一段と強くなりましたね。 by管理人
【製品に対する気持ちの変化】

これまでは、「自分の体験した自然の風景を借りること」という「自分の体験に呼応してくれる為の製品」を目指していました。逆に言うと、そうしないと製品に「想い」が込められませんでした。
けれど、ある時思いました。
「一番使ってほしいところ、一番体感してほしいところではないディティールに四苦八苦していて、肝心の部分にエネルギーを注げていない」
ぼくは「光」という部分に想いを持っています。それを活用できる製品をつくっているつもりでした。しかし、多くの時間を使っていたのは、それを支えるスタンドの形だったり、かっこつく見せ方だったり、、、
大事な部分と向き合えていなかったんです。
そして、ぐいっと、エネルギーを注ぐ部分へ目線を向け直しました。まだふらっとヨソへ向いちゃう時もありますが、目指す方向は間違わないようにと心がけるようにしました。
そうすると、また別の答えが待っているんです。製品も違う姿を見せてくれます。
今大事なのは目標までの道のりではなく、向かう道を決めて歩いていくことだと、心新たにしています。
※最近こんなことばっかり考えていると、不思議と縁が繋がるもので、たまたま行った神社が光に関する神社だったり、たまたま読んだ本が光に通じていたり、それが未来に繋がりそうだったりと、
何かが集まってきているような、そんな感覚を覚えます。光の世界には目に見えないことがたくさんありますが、そんな見えない縁も感じながら生きていけるみたいです。
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0+1のメンバー皆で参加したインテリアライフスタイル展(@東京ビッグサイト)。
初めての経験に、緊張し、汗をかき、恥をかき、
お客様(バイヤー)とのやり取りからたくさんのことを学んだ3日間になったのでは
ないか、と私なりに思っています。
嶋浦君は3日間会社を休み、滋賀県から東京ビッグサイトにやってきて、
最初から最後までブースに立ち続けました。
私は遠くからその姿を眺めていましたが、これまで見たことないほど
目を輝かせ、汗でひたいを光らせ、懸命に説明する姿が印象的でした。
このプロジェクトを始めて1年。
色々なことがありましたが、本当にみんな頑張って上を目指して、
遂にここまできたか、と胸がいっぱいになりました。
そんな3日間を経て、感覚がシャープになったのでしょう、視点もまた
変わってきたのでしょう、嶋浦君のブログからは、これまでとはひと味
違う雰囲気が漂ってきましたね。
ひとまずは作品を作り切り、他人にも見てもらい、
当初想定したゴールにたどり着いたはずでした。
しかし、そこは新たなスタートラインだった。。。
そのことに自分で気付いてしまう。
さて、この先はどうしたら??
この先は自身がどこを目指していくのかで、
方法論が変わってくると思います。
単なるアクティビティとして灯りを作るのか
はたまた、違う何かを目指すのか
その答えは誰も教えてはくれない、自分と向き合い
自分から紡ぎだすべきものだと、私は思っています。
私に言えることはただ一つ。
思ったことを、思いっきりやればいいのです! by管理人
end。