海外からプロジェクト参加! 【金子さんvol.1】

イギリス在住のテキスタイルデザイナーさん(金子さん)から
こんなメールが届きました。
嬉しい限りです。
東京デザイン照明展の展示者リストで御社の名前を拝見し、
メールさせていただきます。金子と申します。現在英国在住。2013年秋にテキスタイルコースを終了、
Master Degreeを取得致しました。最終プロジェクトで照明器具を手掛けました。
いくつか写真を添付いたします。素材は和紙糸。その特性から非常にユニークな
工芸的作品に仕上がりました。

卒業後、展示会等で発表、非常に良い反応を得ることができたものの、なかなか販売に繋がらず、マーケティングサポートを提供しているプロジェクトに応募しました。「素材はとても興味深いものであるし、ポテンシャルがあるものだと思う。専門の織り(生地)の部分は評価に値するものだが、全体の<商品価値>が弱い」とされ、サポートを受けることができませんでした。フィードバックで商品としての構成を見直すことを提案されました。
専門がテキスタイルでプロダクトデザインといった分野には無縁のため、どうこれから改良していくか暗中模索の状態です。英国では御社のようなデザイン会社を見つけることができておりません。
御社のコンセプトにとても共感するものがあり、助言いただけるようであればと思い、ご連絡いたしました。3月に日本へ一時帰国いたします。もしお時間をいただけるようであればご連絡いただけますでしょうか。
その後、2015年3月に来日された際にお時間をいただき
お話を伺った所、0+1プロジェクトに参加して
自分なりの製品を生み出したいとのことでした。
イギリスと日本、距離は離れていても、
よいものを生み出したいという気持ちがあれば
繋がっていけるのではないか、、
でも安請け合いしてご迷惑をお掛けすることもできない。
色々と考えましたが、頭でっかちにならず
まずはメールでやりとりしながら進めてみましょう、
ということになりました。
そして、少々時が過ぎ、金子さんが一歩を踏み出した
時のメールが以下の文章です。
時折FeelLabさんのサイトでニュースや0+1プロジェクト
参加者の方のブログを読ませていただいております。英国に戻りましてからなかなか「あかりシリーズ」の作業に入れず
にいたのですが、ようやく時間が取れるようになりました。嶋浦さんの制作日誌を読みながら、こういう環境でものが作れたらと
あらためて感じました。もっとも、かなり手厳しいようですから先に進めるだけの自信が
自分にないとやっていかれないとは思いますが。地理的に離れていてもやり様はいくらもあります、というお話しで
したので、是非このプロジェクトに参加させていただけないかと思い、
ご連絡させていただきました。いくつかある案の中で一つのデザイン
に絞り、とても簡単なものですがプロジェクト案-影の美しいあかり-を
作成しました。ご一読頂き、プロジェクトへの参加が可能かどうか
検討いただければ幸いです。

ワクワクします。
金子さんのテキスタイルは全てご自身で織っていらっしゃるそうです。
灯りをよく透過する素材のため、光源の工夫が必要だな、と
感じております。
さて、これからが楽しみです。
続報がどんどん届いているため